美容クリニックはたくさんありますが、どこに行けばいいの?と迷われる方はたくさんいらっしゃいます。たくさんのクリニックをみてきた経験から、クリニックの選び方をお教えします。手術や注入は医者の腕で結果が変わります。脱毛は機械の種類や設定、当て方が重要で、レーザーをあてるのは看護師さんであることが多いので、医者の技量はまず関係ありません。
手術を受ける場合と受けない場合(脱毛など)に分けてけてクリニックの選び方をお話しします。今回は手術を受ける時のクリニックの選び方についてお話しします。
手術を受ける場合
縫う、切る、挿入するなどを行うときは、医師が直接施術します。「うまい」、「下手」が関わってきます。大学病院の一部では美容後遺症外来という外来があり、美容外科という一見華やかな世界の真の裏側がそこにはあります。知識や技術と誠意のない医師の手術を受けると、とんだ不幸が訪れてしまいます。失敗しないためにも、上手な医師に施術してもらわなければいけません。でも、どの先生が手術が上手なのかはわからないですよね?ホームページの症例写真はあてにしてはいけません。合併症やリスクを記載せずに、誤解させるような写真だけの広告は法的にしてはいけないことになってます。
上手な医師を見抜くコツは
- 価格は最後、通勤通学圏内で探そう
- 医師の経歴をみる
- チェーン展開か個人経営のクリニックか?
- 本当に自由診療なのか?
- 口コミを調べる
- カウンセリングを受ける
- まとめ
価格は最後。通勤通学圏内で探そう
クリニックのホームページに二重埋没法が30000円!とか書かれていたりしますが、実際30000円で済むことはまずありません。わたしのところに来られた方も、29800円といううたい文句のクリニックに行ったが、実際60万円かかったとおっしゃってました。もちろん、説明と納得の上での話ということでしょうが、あなたのまぶたにはこの方法しかないですと言われ、60万になったと。さらに、それがうまくいかなかったので、再修正を希望されたのですが、再修正の料金は100万円と言われたとのことでした。このようなことは大いに起こりえます。診察時になんと言われようと、29800円のプランでやってくれと言えば、やってくれたとは思いますが、やはりあなたの眼には向かない、60万のプランのほうがきれいになると言われれば29800円のプランは受けくいですよね。とにかく、上手にしてもらうためには、価格につられてはいけません。わたしのお伝えするコツを参考にして、いくつか候補が残れば、最後に料金を参考にされればよいと思います。もちろん、ほかのクリニックと比較して、べらぼうに高いところもダメです。わたくし、おおよその高名な美容形成外科医を知っていますが、ブラックジャックのようなめちゃくちゃ上手だけどめちゃくちゃ高いという医師はいません。価格よりも通院のしやすさを重視しましょう。手術を受けた後、出血、感染などが生じることがあります。その場合、かなり遠方となると手術を受けたクリニックには受診できず、自宅で様子をみることとなり、ひどい結果となったり、近くの病院にかけこむことになります。でも、他人が行った手術に対する処置というのはたいていの医師は嫌がり、他人ごとといった感じになることも少なくありません。やはり、自分の行った手術には責任を持てということで、術者のところに行くように勧めます。術者に対応してもらうのがベストですので、通いやすいところにしましょう。そして、なにかあったときにどうしたらいいか、しっかり教えてくれるところにしましょう。
医師の経歴をみる
施術が上手そうで信頼のおける医師を見つけたいところですが、これは、実は難しいです。「テレビで活躍してる人=手術がうまい」ではありません。話すのが上手ではだめです、手術がうまい(器用な人)がよいのです。どうやって、そういう医師にたどり着きましょうか。それにはだれでもできる方法として、消去法がいいです。うまくなさそうな人を外していくのです。失礼な話ではありますが、失敗しない選び方にはそれしかありません。実は上手な先生を外してしまう可能性もありますが、おそらくその可能性は低いです。
美容クリニックのホームページには医師の経歴が載っています。そこに、形成外科という経歴のない医師は外しましょう。形成外科医でなくても、びっくりするくらい美容手術がうまいっていう人もいるかもしれませんが、そんな特別な人を探すことが目的ではありません。失敗しない選び方が目的です。しっかりと経験のある、美容外科手術の基礎を学んでいる医師を探しだすことが重要です。美容外科は形成外科の一分野として学びます。医師は医学部を卒業後に2年間の研修期間があり、その間に内科、外科、小児科、麻酔科などをローテーションし、2年後に国が定めた専門科を決めます。その中に美容外科というものはありません。美容外科は形成外科の中に含まれています。日本美容外科学会という学会があります。そして学会が審査をして認める日本美容外科学会専門医というのがありますが、この資格をとるには、前提として形成外科の専門医でなければなりません。美容外科専門医である前に形成外科専門医であれ!ということです。美容外科手術を行う基礎として形成外科のトレーニング受けているべきということでしょう。美容クリニックの医師には形成外科以外の科から美容クリニックに入職している人がほんとうに多いです。ときどき、美容外科で脂肪除去後に大出血を起こし生死をさまようことになったという話もあります。
形成外科医をみつけたら、次にその人の経験年数を見ましょう、卒後10年から30年くらいまでがよいでしょう。年齢でいうと、35から55歳くらいとなりますが、医師には多浪者も珍しくないため、卒業年度を見ましょう。経歴に形成外科専門医とあれば、少なくとも6年は基礎的な研修は受けていることになります。ほかの専門医資格はあまり参考になりません。わたしは、医師の外観も参考にします。ギラギラしたひとは選びません。
チェーン展開か個人経営のクリニックか?
経歴をみるということとかぶる話でもありますが、これは個人クリニックのほうがおすすめです。形成外科医が開業し美容外科をやっているところです。形成外科医が美容でやっていく場合、チェーン展開しているクリニックで雇われ院長をやるか、自分で開業するか、総合病院の美容外科で働くかしかありません。美容外科を行う場合、自由診療でもあることから医師はトラブルを恐れてしまいます。チェーン展開しているクリニックは、その対策がしっかりされており、医師が対応することは少なくなっています。医師が背負うものも少なくなります。でも個人でクリニックを経営するとなると、トラブルには自分がまず対応せねばならず、負担がのしかかります。さらにそのクリニックの看板を背負うことにもなっています。そのような場合、どちらの医師が慎重で真摯に向き合ってくれそうかとなると、消去されるのはチェーン展開をしているほうということになります。
ただ、総合病院で美容をやっているところもよいです。総合病院で美容をやるところが少ない原因として、総合病院の給与で美容外科をやってくれる医師がいないということがひとつあります。美容をやるからには高い給料をもらわないとという意識があるため、なかなか総合病院で美容をやっているところがないのが現状です。
本当に自由診療なのか?
自分の治療が本当に自由診療なのか?実は健康保険適応の状態なのに、こんなの病気じゃないと思って美容外科にいってしまってないでしょうか?ということです。たとえば、眼瞼下垂。「まぶたが下がってきちゃって」と言って美容クリニックに来られます。その中には本当に下垂が強くて、視野の障害になっている人もたくさんいらっしゃいます。視野障害が伴っている場合、保険診療が可能です。二重にしてほしいといってこれられる人の中にも、特に中高生では逆まつげになっていることが多く、その場合、睫毛内反症として保険治療が可能です。ほくろなどの顔のできものもそうです。大きくなってきているものなど、診察の結果保険適応で治療が可能なことも多々あります。自分がどうなのかわからないといった場合には、まずは形成外科を受診してください。そこで、これは美容ですよって言われたら、せっかく来たのですから、どこかやってくれるところ知りませんか?って聞いてみましょう。いいところを教えてくれるかもしれません。もし保険適応でいけますよってなれば、美容外科とかでやったほうがいいですか?って聞いてみてください。そして美容のほうがいいよっていわれたら、違う病院にしましょう。わたしなら、美容でもやることは同じなので、一緒ですよっていいます。本当にやることは同じです。二重の埋没法にしても、クリニックのホームページでいろいろな手技をのせて、高額な治療にもっていこうとしているところがありますが、これには要注意です。そんなにたくさんの手技なんてないのです、たくさんある場合は、どれもそう変わらないってことが多いのです。
口コミを調べる
少し絞れてきたら、口コミやSNSなどを調べてそのクリニックの口コミを見ましょう。。さくらの口コミもあるので、とくに、マイナス評価の口コミを見ておきましょう。個人の治療経験談などのブログがあれば、一番よいのです。残念ながら形成外科専門医であっても、評判の悪い、トラブルメーカーの美容外科医がいます。書き込みというのは、当然すべての人がやっているわけではないので、参考程度にしてください。あまりにマイナス批評が多いところはやめておくほうが無難ですね。Twitterなどに、トラブルを起こしている美容外科医の名前がでています。とても参考になります。
カウンセリングを受ける
以上でだいたいしぼれると思いますが、しぼれたら、まずカウンセリングや診察を受けましょう。実際手術を行う医師の話が一番重要です。カウンセラーにしか会えないところはだめです。
まず、医師の印象はどうか?質問にはきちんと答えてくれるかを確認しましょう。なにもいってないのに、あれもこれもと勧めてこられるのは注意です。医師の給与体系として歩合制になっていることも多く、そのため、いろいろ勧めてくることがあります。ただ、やはり、わたしもそうですが、こうしたらいいのに思うことはあります。ただ、患者さん自身が気にしていないことなら失礼よねと思ってなかなか言えないので、自分から切り出しましょう、気にしてることはすべて伝えてください、わからなければ、こう言いましょう。「わたし、何をしたらいいとおもいますか?」と。いくつか提案してくれるかもしれません。そしてそれをしたらだいたいどうなるのかを聞いて、あとはお財布と相談ということになりますね。
まとめ
美容外科手術についてのクリニックの選び方についてお伝えしました。
少し長くなりましたので、
手術以外の施術を受ける場合についてはまた次回お話しますね。読んでいただきありがとうございました。
転載禁止です。
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