失敗しないヒアルロン酸治療の選び方

美容

ヒアルロン酸注射により得られる効果は、

  • しわを浅くする
  • 形を整える

という二つの効果があります。

しぼんだ皮膚を膨らましてしわを伸ばしたり、膨らます効果を利用して、厚くセクシーな唇にしたり、鼻を高くしたり、丸みのある女性らしいつるっとしたおでこにすることができます。

美容外科、美容皮膚科クリニックのホームページをみると「メイク感覚で」「気軽に」などという言葉を見かけますが、ヒアルロン酸にはすでに重度の合併症(失明、皮膚壊死など)が報告されています。良心的なクリニックのホームページにはしっかりと合併症として記載されていることもあります(例えば ここ)。慎重に注入することにより合併症は予防して 美しく仕上げることができますが、それにはしっかりとした顔の筋肉、血管、神経の解剖に精通している医師を選ばないといけません。

手術を考えている人はこちらをどうぞ。脱毛やレーザーを考えている人はこちらです。

失敗しないヒアルロン酸の選び方

ヒアルロン酸にはしわを浅くする効果と形を変える効果があります。それぞれに使うヒアルロン酸が異なります。ヒアルロン酸には硬さが数種類あります。日本で認可の取れているものはアラガン社のヒアルロン酸だけですが、アラガン社のもので4種類採用されています。美容クリニックにはアラガン以外にも安く直輸入されるヒアルロン酸がありますが、それらにも硬さが色々あります。使い分けは通常クリニック側から推奨されるとは思いますが、浅いしわには柔らかいものを、鼻を高くしたい場合には固いものをといった感じです。固いものを皮下の浅いところに入れるとボコボコと触れてしまいます。

使用期限のあるものですから、クリニックの在庫の状況により固いものを皮下に入れたり、柔らかいものも深部に入れたりということも現場では行われているようですので、どういったものが自分の体に注入されようとしているのかはしっかりと聞いくださいね。わからなくても聞くという行為に大きな意味がありますよ!

失敗しないヒアルロン酸を打つ場所の選び方

ヒアルロン酸を打つ場所には豊富なメニューがあります。アラガン社提供の図説です↓

形を整えるという面においては、まぶた、おでこ、唇、鼻、あご、頬、こめかみなどたくさんの場所があります。それぞれみていきましょう。

  • まぶた  「くぼんだまぶたを膨らましたい」、「涙袋をふっくらさせたい」などに対応できます。ヒアルロン酸は注入後水分を含んで少し膨らみますので、入れすぎに注意です。また、まぶたには上下とも眼窩に神経があります。神経に針が当たらないよう注意してもらう必要があります。
  • おでこ 丸みのあるおでこにしたい場合、マイルドな硬さのヒアルロン酸を注入して、女性らしい丸みを出すことができます。ボコボコと凹凸が出ないように注入してもらうことと注入後の慣らしが重要です。
  • 唇 ぷっくりした唇になりたい場合に効果的です。涙袋と同じく入れすぎに注意ですので、少量ずつリタッチ覚悟で少しずつ注入して、理想的な唇にしていくのがよいでしょう。
  • 鼻 鼻を高くしたい場合に有効です。鼻背に硬めのヒアルロン酸を入れましょう。ボコボコと凹凸が出ないように注入してもらうことが必要です。上手に入れてもらうしかないのです。
  • 顎 顎にいれて梅干しシワを改善させたり、顎を尖らせてシャープな印象を与えることができますが、あまり需要はないです。
  • 頬 頬がこけて、暗い印象になってる人にはとってもよいです。柔らかいヒアルロン酸を入れてもらいましょう。ただ、使用量が多くなりますので、かなり高額になるので注意してください。価格のことを考えると、脂肪注入の方がよいかもしれません。脂肪は生着すれば長持ちします。
  • こめかみ 加齢によりこめかみが窪んでいる方にヒアルロン酸はとっても良いです。若々しさが得られますので、おすすめです。こちらは深部には硬め、浅い所は柔らかめがよいです。

皮膚全体のこじわに関しては、皮膚のあさーい所ににうつ方法が効果的ですが、ムラなく打ってもらわないといけません。硬いヒアルロン酸を打つとゴツゴツ触れるので、一番柔らかいものを使ってもらってください。水光注射は剣山の様な針で1cm✖️1cmくらいの範囲に一気にヒアルロン酸を注入する方法で、打ちやすく、理論的によいのですが、注入針が浅くしか入らず、皮膚に入らずほとんど出ていっているような注入器もあるので、しっかりと真皮の中に入れてもらわないと効果はありません。

水光注射で失敗しないためにも、小じわ一本一本にピンポイントで注入していく方法の方が確実ですね。

失敗しないヒアルロン酸のクリニックの選び方

  • 形成外科医がやってくれるところ
  • アラガン社の製品を採用しているクリニック
  • 価格はほどほどで。
  • 上手な医師を探す

形成外科医のやってくれるところ

ヒアルロン酸を顔に打つ場合、解剖にできるかぎり詳しい医師がよいです。顔にある動脈や神経の位置はおよそ決まっています。ヒアルロン酸は皮膚と骨の間でその用途にあわせた深さに入れます。その中に動脈や神経が走ってますので、もし誤って動脈に入った場合失明という重度の合併症につながります。顔の解剖に詳しいとされるのが耳鼻科や形成外科の医師です。耳鼻科の先生で美容をやっている人はあまりいないので、形成外科医がよいということになります。美容皮膚科の皮膚科の先生が注入されているところもあります。アラガン社のヒアルロン酸やボトックスはアラガン社が行う講習を受けないと注射できませんので、皮膚科の先生も講習はうけておられると思います。そして、アラガン社は実技指導もしてますので、そういった実技指導もしっかり受けておられる先生もいらっしゃいますが、失明や皮膚壊死という合併症がおこることがあるためかなり慎重になられている先生が多いです。〇〇皮膚科と美容整形を紹介されている方のコラボのyoutubeを見させてもらいましたが、施術前後の比較では目的は達せられておらず、皮下の浅いところに注入しているため、蚊にさされたようなぼこぼこが目立っています。顔面の解剖になれていない皮膚科の先生では特に骨の上という深いところの注射は躊躇される方が多く、皮膚科医だけでなく形成外科医でもそのような先生はいるとは思いますが、やはり形成外科医のほうがハズレは少ないと思います。皮膚科以外の科から美容にこられた先生も基本知識は皮膚科の先生と同程度でしょう。

アラガン社の製品を採用しているクリニック

日本で厚生労働省の認可が得られているのはアラガン社のヒアルロン酸のみです。ただ、医師による個人輸入という形で厚生労働省の認可のないヒアルロン酸も購入可能です。それらの一番のメリットは価格が安いということです。なぜアラガン社製品を採用しているクリニックを選ぶべきかというと、アラガン社の製品は厚生労働省から施術者には講習を受けるよう指導しています。わたしも毎年受けていますが、たとえばヒアルロン酸の講習の内容は、アラガン社のヒアルロン酸(現在4種類)のそれぞれの特徴、使い分けと、顔の解剖、目的に応じた注入部位、リスクを回避するにはといった内容です。厚労省認可のアラガン社ヒアルロン酸を注入する医師は必ずその講習を受けているはずですので、そちらをお勧めします。ただ、アラガン社でも医師が個人輸入することもできるので、その点は注意が必要です。講習を受けた人は証書がもらえますので、その証書をHpに載せていたり、クリニックに飾ってあったりすると安心感は高まりますね。

価格はほどほどで

ヒアルロン酸の仕入れ値はほとんどどこも同じです。ただ、施術価格は言い値ですので、大幅に高いところなどはちょっと利欲が強いということになります。アラガンのヒアルロン酸であれば、1本あたり40000円もとれば利益がでます。安すぎると、使いまわししているのではという疑念がわきます。やはり価格はほどほどのところにすべきです。使用期限が近くなったものは在庫をさばくべく、キャンペーンとして安くなっているところがあります。そちらはお得ですので、ぜひご確認を。

そして、価格の表記には注意してください。1本あたりいくらというところのほうがよいです。たまに0.1mlあたりというところがあります。通常1本あたり1.0mlとか0.8mlなのです。たとえば、1mlの製品を使うときに、0.3mlだけ使った場合、残ったものはどうしてるのかと疑問になりませんか?残りはほかの人に回ってるの?同じ注射器で?という疑問がわきます。どうされているのでしょうね。

上手な医師を探す

ヒアルロン酸もやはりうまい下手がでます。うまい人をみつけるのはやはり、手術を受けるときと同じ選び方になりますので、こちらの小見出しの1.2.3.5.6を参考にしてください。

もし入れすぎたと思ったら

ヒアルロン酸を入れすぎて、自分の思った以上に膨らんでしまったと思ったら、ヒアルロニダーゼというヒアルロン酸を溶かす注射があるので、それを頼んでみてください。

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