保険治療はいいものがない
わきの匂いが気になる、ワキ汗が多いことが気になるという方は多いと思います。程度にもよりますが、それぞれ腋臭症、多汗症という病名がつく疾患です。ですので、病院にいって健康保険を使って治療が可能なのです。でも、健康保険を使う腋臭症治療の中には、ちょうどいい治療がありません。皮膚科に行けば、ぬり薬や飲み薬が処方されるでしょう。多少の効果はありますが、根気がいりますし、満足のいく程度までの改善は得られないことが多いです。そして、その次の治療はとなると、手術になります。ワキの汗腺を切除、破壊します。切開が必要なため、傷が残ります。基本ワキのキズ跡は隠れていますが、夏にノースリーブやまた水着になったときに、ワキのキズ跡が見えないようにと気を使うことはかなりのストレスです。わたしも手術なら受けません。ミラドライを受ける予定です。
国が認めたミラドライ
2018年6月4日にミラドライという器械が高度管理医療機器として厚生労働省により薬事承認されました。簡単にいうと、ミラドライという器械はいろいろこれまでのデータを見たところ、治療器としてリスクよりも効果が上回ると思うので、日本の病院で治療機器として使っていいですよと国が認めてくれたということです。美容クリニックで扱っているレーザーがすべてそうかというと違います。薬事承認のとれていないレーザーのほうがたくさん使われてます。医師が個人輸入という形で海外から購入します。仕入れ値が安いからです。ただ、どれくらい危険なものかとかはわかっていません。怪しげなやせ薬などもそのようにして海外から輸入されています。
失敗しないために
現在多汗症治療レーザーとして薬事承認がとれているのはジェイメック社が販売するミラドライだけです。こちらを一度ご覧ください。やる前に一度どんな器械なのか見ておくことは大切です。ミラドライは皮下組織に熱を加えて汗腺を破壊します。ここで重要なのが皮膚を傷つけないということです。皮膚を切らずに汗腺を有効的に破壊する理想的な器械です。マイクロ波を用いており、電子レンジと似たような原理です。電子レンジで冷凍食品を温めた時に、中央はかなり熱いのに、端は冷たいっていう経験ありませんか?ちょっと違うかもしれませんが、そんな感覚です。皮下数ミリのことろに高い熱エネルギーがかかるようになっています。
失敗しないために
皮膚を傷めずに汗腺を破壊してくれますので、傷は残らず匂いも汗も減るという理想的な結果が得られる可能性が高いです。可能性が高いというのは、やはり理想的な結果が得られないこともあるということです。失敗かというと失敗とまではいいませんが、使い始めのころは失敗といっていいほどの合併症が生じていました。それは、神経損傷です。ミラドライの添付文書にも記載されいてます。シミのレーザーは皮膚の表面に高いエネルギーがかかりますが、ミラドライは皮膚の下に高いエネルギーがかかります。ワキの皮膚の下には非常に重要な神経や血管が走っています。神経に熱損傷が加わり、神経麻痺になったケースが報告されています。神経麻痺とは、具体的には腕が動かなくなるということです。これは取り返しのつかない合併症です。やせた人に起こりやすいです。このような合併症がちょこちょこおこるのであれば、この治療器機の薬事承認は取り消されるます。そうならなかったのは、その対策がしっかり行われるようになったからです。この治療には麻酔が必要です。ワキの治療範囲を麻酔すればよいため、10mlもあれば麻酔は可能ですが、現在では100ml近く入れることが推奨されています。100mlも入れると、ワキは水風船のように膨らみます。そうすることによって、大事な神経は皮膚からかなり遠い位置に離れますので、レーザーの熱が神経にまで届くということはなくなります。ただ、このことをあまり理解していない医師がまだたくさんいますので、そういった施設にはいかないようにしなければなりません。
ミラドライ クリニックの選び方
ミラドライはシミ取りや脱毛レーザーよりもリスクがあるためあまり気軽にというわけにはいきません。神経麻痺、皮膚の突っ張り、血腫などの合併症がおこりうることから、しっかりとした医師がいるに越したことはありませんが、薬事承認のとれている器械ということもあり、販売会社がしっかりと合併症を予防方法を教えてくれています。それに従うようにやっていることがほとんどですので、あまり心配はいりませんが、最近始めたというような実績の少ないところはやめておきましょう。実績のあるところか、形成外科医、皮膚科医の個人クリニックであればまず安心かと思います。9割以上の人が1回の治療で、すごく気になっていた汗が、ほとんど気にならないか少し気になる程度までの改善したというデータがあります。これもどこまで気にするかということですが、気になれば2回くらいの治療は受けてもいいでしょう。値段に関しては30万前後となっています。器械は同じですから安いほうがお得です。高額な理由は先端につけるチップを毎回交換する必要があるためです、そのチップが仕入れ値も高額なため、施術費用は安くはなりません。ですのであまりに安いところは注意です。ミラドライの治療では1回につき2往復するほうが効果的ですが、1回しかやらないところもありますので、カウンセリングの時に何往復するのか確認しておいた方がよいです。まずは2往復を選択しておきましょう。
まとめ
ミラドライは傷跡を残さずに効果的な治療です。でも、効果的な分、合併症もおこれば、重度の合併症となることがあります。「ミラドライ」「失敗」という検索も多いようです。まずは形成外科医のいる実績の多い施設を探してください。




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