ダイエットつまり痩身を求めてクリニックに来られる方はかなり多いです。ご存知とは思いますが、一番良いのは食事コントロールです。糖質を下げ、タンパク質に比重のおいた食事を心がけることです。簡単にいうと、お米を控えて、赤身肉・魚を食べる、お菓子は食べない。食べるなら甘味少なめの果実を食べる。ということです。これができれば、肥満と診断の下っている人は必ず痩せるでしょう。そして、筋トレをして筋肉をつけると、筋肉はカロリー消費量が高いので、筋肉がつくことにより、脂肪はさらに減りやすくなります。この痩せ方が1番美しく健康的に痩せられます。
今までの食事を続けていては痩せることはできません。夕食の炭水化物・昼間の間食禁止。お腹が空いたら、りんごやみかんなどを。ごはん、パンなどの炭水化物は朝に取りましょう。朝、昼は炭水化物を食べても大丈夫。丼もの、麺類は避けてください。基本は和食で1汁2−3菜を1食は食べる。よく噛んで野菜から食べる。鍋をしましょう。肉は鳥の胸肉がおすすめです。
CMで有名なダイエット目的のジムでも、もちろん筋肉トレーニングは指導されますが、食事療法もかなり厳しく指導されます。私もやりましたが、炭水化物は全くと言っていいほど食べれられません。おやつはナッツだけです。そして冷たい水を2リットル飲むように言われます。冷たい水を飲むと、体が体温を上げようとして代謝が上がるとのことです。
ただ、食事療法ではなく、何かないの??とみなさんお思いでしょう。美しくし痩せるには食事療法と筋トレが一番ですとうことを前提に、痩せる治療法をお話ししましょう。治療法は大きく2つ、ご存知かとは思いますが、薬の治療と手術です。それぞれ説明して行きますね。
痩身 薬(内服・注射)
ダイエット薬があります。美容クリニックに置いている代表的なものを説明しますね。
ビクトーザ(注射)
今、流行ってますねー。ビクトーザはGLP1という消化管ホルモンを応用して作られた薬です。ビクトーザは胃のなかに食べ物が普段よりも長く残り、食欲を抑えたり、食事を取った後の満腹感を長持ちさせてくれます。そのため普段より食事量が減り痩せていきます。注意点としては、もともと糖尿病の治療薬ということもあり、低血糖に注意が必要です。そのため、適宜採血が必要になります。合併症の予防のためにもうけましょう。他にも便秘、下痢、胃の不快感などの消化器症状が起こることがあります。これらの副反応をおさえるために、3段階で量を上げていくことと1日1回同じ時刻にうつことが大切です。注射は痛いとご心配かもしれませんが、非常に細い針なので痛みは少ないです。
ゼニカル(内服)
1錠五百円程度 食事中の脂肪を30%カット・次の日のトイレが驚きです。
副作用:下痢。翌日の排便時に油が出る。下着を汚す場合もあるので、パッドを当てておく。
用法:1日、1〜2回 食事中もしくは食後1時間以内に服用することが必要です。
サノレックス(内服)
1錠七百円程度、日本で承認されている食欲抑制薬。摂食中枢に作用して食欲を抑制します。空腹感を感じることが少なくなり、食べることへの執着が減少します。胃が小さくなるまで2−4週続けて服用することが必要です。その後も食欲が出てきたら服用を再開します。
副作用:口渇、頭痛が現れることがありますが、服用を中止すれば改善します。抗不安薬を内服している方は飲めません。
ボグリボース(内服)
1錠三百円程度。炭水化物カット、糖質吸収抑制剤。小腸の粘膜にあるαグルコシダーゼという酵素を抑制することで二糖類の分解を抑制し、ブドウ糖の体内への吸収を遅らせます。
副作用:腹部膨満感を感じたり、おならが多くなることがあります。
用法:1日1−3回 食事量の多い食前30分前服用
ジャディアンス(内服)
1錠七百円程度 過剰な糖分を尿から排出する薬。体重減少効果大。炭水化物をやめれない方に良いと言われています。また、脂質の分解を促進して体重や内臓脂肪を減少する効果もあります。
副作用:低血糖、尿路感染症、脱水症状、口渇、便秘。
用法:1日1回朝食後
BBX(内服)
1錠 400円程度。食欲抑制、脂肪吸収抑制(サノレックス、ゼニカルのライト版)食欲抑制効果に加え、脂肪の吸収抑制。摂取カロリーの約55%をカット。
副作用:下痢。
用法;1日1−2回
これらの飲み薬は効果も高いですが、げっそりと痩せることがあり、病的な感じをうけるかもしれません。
ダイエット漢方(内服)
漢方はダイエットに効くと言われていますが、目に見えた効果は感じられません。副作用もまずないのです、保険で処方されるのであれば、まあおまじない程度に飲んでおくぐらいのつもりでどうぞ。
・防風通聖散:代謝を上げて便秘を解消します。薬局ではナイシトールとして販売。
・防己黄き湯:むくみを取り除き、脂肪を燃やす
・大柴胡湯:摂食ストレスを抑えます。
脂肪融解注射
脂肪融解注射は痩せを希望する局所に注射して、脂肪組織を減らすものです。脂肪を薬で溶かすなんて怖いと思いませんか? 実際怖いので、クリニックもあまり大量には打ちません。打って想定より痩せた、凹んだなんてなったらトラブルの元になるからです。脂肪融解注射を行っているクリニックのHpを見ましたが、注意点としてこんなことが書いています。
- 脂肪の減少を実感するのに時間がかかる
- 内出血や腫れ、痛みが起こる場合がある
- 体質・疾患などで施術できない方がいる
一気に溶けたりという大きな合併症を起こさないように、効果が弱くしてあります。そのため、逆に効果がなかったと感じることが多く、金ドブ整形(お金をドブにすてたと思うくらい何も変わらなかった整形)によく挙げられます。よっぽどお金と時間がある人以外やめておきましょう。そしてもちろん内臓脂肪(お腹の中、肝臓や腸のまわりの脂肪)には注射できないので効果がありません。お腹周りの脂肪にはほとんど効果が感じられませんので、お腹にはうつのはやめましょう。注射するとしたら、顔、首、腕ですかね。クリニックの信頼のおける医師と良く話し合うことをおすすめします。
ボトックス注射
これは脂肪ではなく、筋肉を痩せさせることによりスマートにしようという治療です。ふくらはぎに打つと足がほっそりします。顎の咬筋にうつエラがのはりが減ります。肩に打つと特に僧帽筋が発達している人は僧帽筋の痩せにより、首がシュッと長くなります。これはまずまず効果を感じられるので、いいと思うので、クリニックの信頼のおける医師と良く話し合うことをおすすめします。
痩身用治療器
インディバ(高周波) 週2回 体内の温度をあげて、基礎代謝をよくして痩せやすい体質を作る。こちらも健康的な機器にはなりますが、効果のほどはまああったかなかったか。いろいろやってるから何が効いたかわからないという感想にとどまるでしょう。
セルインパクト ファットインパクト :これは、尿管結石や胆石などの治療で用いられるている技術を脂肪破壊に応用した治療です。簡単にいうと局所に衝撃波あてて脂肪を壊すので、ある程度目的部位、量が設定できるので、実感できる効果があります。脂肪細胞が破壊され、そして吸収されることによりほっそりとしてきます。治療後2週ほどで細くなったことが体感できるでしょう。
脂肪吸引手術
文字通り脂肪を吸い取る方法です。費用は一番高額になりますが、効果は高く、お金かけても絶対に痩せたいなら脂肪吸引が一番です。ただ、手術が未熟なことによる、術後出血などの重度が合併症が時々起こっています。起こりやすい理由としては、切開をあまりしないためです。お腹を端から端まで切開すれば、脂肪は除去しやすく、出血しても、出血しているところがすぐに確認できるので、止血しやすいです。高度の肥満で皮膚がタプタプと余っている人はこの方法でやります。ただ、皮膚がそれほど余っていない人は、お腹に傷を残したくないので、おへそや脇腹に小さな切開を行い、そこから5mmくらいの細い金属製のストローみたいなのを挿入し、掃除機みたいな感じで吸引器で吸い上げていきます。こうすると傷は小さく済みますが、出血していてもそこを見ることができず、外から圧迫しておくしかありません。その辺りしっかりと理解している医師であれば、厳重な圧迫の指導が入りますが、いい加減な医師に当たると、術後出血で命取りになります。実際死亡事故も起こっています。気になる方はこちらどうぞ。こういったことにならないよう、このクリニックの探し方を参考にしてください。
脂肪吸引をされるならまず、お腹かお尻から始めることをおすすめします。足や腕はそれらの手術を受けて満足できたらやってもらってください。足や腕には脂肪の近くに足や手を動かす神経があります。もし、そこが傷つくと、手足の痺れ、動きが悪くなる、動かすと痛いという一生続く後遺症に悩まされることになります。ご注意ください。また、皮膚のトラブルも生じ易いです。皮膚壊死を起こして大きな傷になって受診された方もいます。注意です。なんども申し上げますが医師選びは慎重に。
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