看護師必見!失敗しないミラドライ実践編

美容

ミラドライは多汗症、腋臭症に効果が高く、わたしも治療を受けましたが効果を実感しています。これまで患者様に手術をしてきた身ではありますが、脇にキズというのは、わき毛が生えていた時と同じで、夏場はつり革をもつのにも抵抗を覚えるというストレスを感じますが、もうそんなキズを残すような手術はしなくてよいです。保険が効かないのが問題ではありますが、価値は十分にあります。脱毛効果もあるので、脱毛と汗や臭いを治したいと思っている方はまずミラドライから始めましょう。脱毛費用がすこし浮きます。今回はミラドライの実践について、施術される看護師さんためになる、そして治療を受けられる方にもこういうことをされているということを知っていただくために、治療の流れや器械の準備からすべてをお伝えします。

照射部位のマーキング

まずワキをよくみて濃い毛が生えているところ(脱毛後の方は、濃い毛がはえていたであろうと思われるぷつぷつとしたところ)を皮膚ペンでしるしをつけます。楕円形になるはずです。

局所麻酔

マーキングの範囲に麻酔をしていくのですが、ここがミラドライの治療で大きな合併症を生じさせないための大きなポイントになります。麻酔を効かすだけでなく、皮下に液体を多量に注入(ツーメセント法)して、皮膚と皮下に走る神経との距離を遠ざけることを意識します。付属の麻酔量のガイド表とがあります。用意する麻酔液は250mlの生理食塩水にエピネフリン入りの1%キシロカイン50mlを混合したものを用います。注入量は片脇で70から120となります。最低70以上入れるつもりで、あとは皮下にしっかりと液体がはいったか、麻酔効果は十分かということを確かめながら注入していことになります。麻酔を注入する深さは皮膚(真皮)直下です。皮内注射になると効果が乏しくなります。また、深いと神経を逆に皮膚に近づけることになります、また神経ブロック作用がでて手指の運動麻痺がでてしまうので、深すぎるのはだめです皮膚から3㎜くらいのころを意識してください。使用する針は25G の長針がよいです。深く入りすぎないような針もありますが、照射部位に数か所注入することになり、血まみれになるので私はあまり好みません。

テンプレートサイズの決定

マーキング部位にサイジングスケールをあててテンプレートサイズを選びます。その時サイジングスケールの穴の部分にマーキングをしておきます。

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テンプレートの転写

選んだサイズのテンプレートを取り出し、先ほどサイジングスケールの穴の部分につけたマーキング部分とテンプレートの穴を合わせて、線の書いている方を下(自分に見える方が白紙側)となるようにワキに押し当てて、70%以上の濃度のアルコール(アルコール綿花、もしくはガーゼ)を表面からテンプレートの上から10秒ほどしっかりと全体にわたるように押し当てて、ワキの皮膚に転写します。うまく転写ができたか、テンプレート表と見比べて、薄いところには皮膚ペンで追記します。

これを両方に行い、患者さんには少し楽にしてお待ちいただきます。次に機械を準備していきます。

転写後青いペンの後が最初のマーキングです。

器械の準備

電源を入れる。

ハンドピースがハンドピースホルダーにしっかり収まっていることを確認します。この時ハンドピースにつながるホースにねじれがあると起動までに時間がかかることがあるので、ねじれはできる限りとっておくことも大切です。

ハンドピースをセットする

カセットをハンドピースにセットしなさいという画面がでます。このカセットが使い捨てで、有効期限が3時間なので、注意してください。ひとつ70000円くらいします。

これまでの治療回数を確認

今回が何回目の治療かをチェックします。画面にTX 1、TX2、TX3とできてますので、1回目ならTX1のチェックボックスをポチッとしましょう。でも、選び方によって治療が変わるわけではありませんので、ご安心を。間違ってそのまま続けてても大丈夫です。記録しておくためだけだそうです。

照射パワーの設定

照射パワーを、1から5まで選びますが、マックスの5が推奨されてます。5にしておきましょう。

テンプレートサイズ、照射パワーの確認

テンプレートで選んだサイズを選択します。

照射パワーを再設定

照射画面になりますが、ここで大事なことをしておかなければなりません。結構重要です。設定ボタンを押します。そして、鍵マークをおします。こうすることによってすべてパワー5で当ててくれます。では、照射しましょう。

治療開始

右脇から開始していきます。皮膚のすべりがよくなるようにゼリーを薄く照射部位全体に塗布します。注意点として、水溶性の潤滑剤(KYゼリー)を使うこと、極力少な目とすることをメーカーは推奨しています。水溶性以外ではやけどのリスクがあること、ゼリーが多すぎるとフィルターが詰まる可能性があるためだそうです。

KYゼリー

 ゼリーを塗布したら、治療開始です。モニターの指示に従ってAから開始していきます。モニターと同じ位置で、バイオチップの右側の印と転写したAの印を合わせます。(写真は左脇の治療風景ですので、バイオチップの左側の印と転写した印を合わせてます)線を合わせたら空気が漏れないようチップを皮膚から浮かないようにあって、ハンドピース背面の緑のボタンがスイッチですので、ポンと押してください。押し続ける必要はありません。すると吸引がかかり照射が始まりますが、ここでブザー音(ちょっと音が微妙でわかりにくいのですが。。。)なると、空気が漏れているということですので、3秒以内にしっかりと押さえ直します。ただし、あまり強くおさえつけてはいけません。せっかく麻酔液で皮膚と神経を遠ざけたのに、強く抑えると神経を近づけることになるからです。空気漏れでぐっと押さえつけても、空気もれがなくなったら、押せえつけている力を軽くぬいてください。

神経障害は起こるとしたら治療後即座に出ますので、万が一、治療中に痛みや肘、手へのしびれの訴えが出たら、すぐに離すのではなく、ハンドスイッチを再度おしてください。即座にクーリングが始まります。ここ大事ですね、痛いって言われたら思わずハンドピースを肌から離しがちですが、ここは、離さずハンドスイッチをもう一度おしてクーリングすることが正解です。 

一箇所の照射に40秒かかります。長丁場です。頑張って照射しましょう。そして画面の指示通りに一通り終われば終了となりますが、もし、ツーパスするのであれば、画面上の設定ボタンを押して、ツーパスしてい部位を選んでいきます。全部でも良いですし、中央の汗が多そうなところだけでも良いです。選んだら再度設定ボタンをおして、治療再開です。

終了したら、画面右下の右印ボタンをおしてださい。左脇にうつります。右と同様、テンプレートサイズを選び、照射開始です。あとは、右と同じように照射していきます。終了したら、ハンドピースの背面の緑色のボタンを押してカセットをはずします。機械操作は終了です。

軟膏塗布・クーリング

施術後のわきは、吸引ですわれたような型がいってるだけのようにみえますが、熱傷を起こしているので、ステロイド軟膏(リンデロン)を塗布して、専用の保冷剤でクーリングします。これで治療は終了です。

クーリング剤

帰宅後の指導

当日はシャワーのみで、翌日からは入浴可です。抗生剤軟膏(ゲンタシン軟膏)と抗生剤の内服をわたされることが多いです。感染にはしっかり注意ということです。

体験談

Twitterに書いてますが、私もミラドライを受けてきました。私も学生の頃から汗と匂いが気になっていて。匂いが少なくなるように、毎日シーブリーズで脇を拭いて凌いでいました。形成外科医になって同じような子が手術を受けにきて、気持ちがすごくわかるので、手術をしていました。匂いがなくなってすごくいい手術だとは思うのですが、やっぱり傷ができるのがね。匂いと引き換えなら仕方ないとは思っていましたが。でも、やっぱりノースリーブやタンクトップとか着づらくなりますよね。このミラドライならその両方をクリアできます。そう思い、私も治療を受けました。傷が残らないなら、まあ多少効果がなくてもというつもりで頑張って受けてみました。結果、大満足です。こんなにも気分が晴れやかで、ストレスがなくなり、自信にも繋がりました。

前置きが長くなりすみません。体験談を書きます。

麻酔は大量に使うのですが、注射の痛みは多少ありますが、激痛とかはありません。痛みの感じ方って人それぞれですからね。でも、中学生の子でも頑張れてましたし、私の同僚も4人ミラドライを受けまいたが、痛すぎるなんて言葉はなかったです。施術はもちろん痛くなかったです。痛くないけど、時間がかかるので退屈です。腕を上にあげているので、あげてる腕がだるくなってきます。音楽を聞くとか何か時間潰しになることを考えた方が良いですね。治療終了後は多量の注射のためにわきがボワッと盛り上がってます。感覚もないので、ちょっと気持ち悪いです。皮膚の表面は吸引された型が残ってます。あと、マーキングの色とかがついていますが、このペンのあとは残ることはないのですが、できる限り当日にアルコール綿とかで拭いて落としておいた方が良いです。結構長く残りますから。

痛みに関しては、治療後5時間後くらいに出てきました。にぶ〜い、痛みです。ロキソニンを飲んで治りました。その鈍い痛みは時間と共に弱くなってきますが、5日ほど痛みはありました。でも、これも人それぞれで、全く痛くなかったという人や、大したことなかったという人が多く、私が一番痛みが長く残っているようでした。毎日脇をにおぐのが楽しみで、匂いでは「まあ」って喜んでます。

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