失敗しないの美容専門医の選び方

美容

美容外科の手術は上手にしてもらいたい。だから美容外科の専門医に手術してもらおう。

と思い立ったとします。美容外科専門医はネットで検索して探すのが1番早いです。美容外科学会のホームページに専門医名簿がのっています。ただ、ここで大問題です。日本には美容外科学会が二つあるのです。皮膚科、形成外科、整形外科なではメインの学会がそれぞれ日本には一つしかありませんが、美容外科学会は、訳あって2つあるのです。学会ホームページにも申し訳なさそうに書いています。こちら→

なんと名前も同じです。ホカ弁のほっかほっか亭は、内部でけんか別れをして、でも一応名前はほっともっとに変更して、似てるけど違うようにしたのに、医師というのは、まわりのことを考えずに同じ名前で作るとか、ほんといけませんね。一般社団法人を前につけてはいますけど、患者さんから見たらどっちも美容外科学会で同じって思いますよね。ホームページには一つは、日本美容外科学会(Japanese Society of Aesthetic Surgery)と記載され、もう一つは、一般社団法人法人日本美容外科学会(Japan Society of Aesthetic Plastic Surgery)となっております。どちらも美容外科学会です。わたしたち形成外科医の中でも同じ名前で困っていて、美容外科学会と呼ぶとどちらかわかりませんので、それぞれ英語表記の頭文字をとってJSASとJSAPSと呼んで区別をしています。なぜこんなことになったというとこれは歴史的な背景によります。

昔は美容は医療ではないという偏見により、日本の医療システムには美容外科は含まれていませんでした。やはり医師たるもの、人の病を治すことが生業であり、内科、外科が崇めたてられ、その他の科は蔑まされ、眼科などは医師にあらずみたいなことを言われていた時代もあります。そんなことですから、わたしが医学生の頃から、もちろん美容外科の授業はありませんでしたし、医師になってから研修期間中においても美容外科を学ぶことはできませんでした。ただ、そんな中でも美容外科クリニックはあったんですね。よく名前の聞く高須クリニックはその先駆けでしょう。海外での美容外科の発展とともに美容医学も徐々に日本でも受け入れられ始めました。現状の医療にも美容外科を取り入れようということになり、どこの科が中心となってやるかとなると、やはり海外でもそうであるように形成外科が行うこととなりました。日本には整形外科という科がありますが、美容整形とは全く関係ありません。整形という言葉がいけませんね。海外では”cosmetic surgery “, “aesthetic surgery”と呼ばれています。日本では美容整形という言葉が定着しているのでもうどうしようもないですね。整形外科がもう名前を変えるしかないと私は考えています。話を戻しますが、日本では医療の管轄省庁である厚生労働省の認可のもと形成外科が美容外科をしっかりとしたものにしていくということになりました。ということは、形成外科医が美容外科をやるというシステムにしていくということですが、それに反発するというか、そっちはそっちでどうぞという人たちがいます。これまで、各々で美容クリニックを開業していた形成外科とは関係のない人たちです。その方々が、日本美容外科学会(JSAS)を立ち上げていました。日本美容外科学会のHPの会員メンバーをご覧いただくとわかると思いますが、美容クリニックの先生方が多いです。おそらく、一つにまとめようという動きがでていたとは思いますが、厚労省や形成外科学会の方針には、合いませんでした。いっとき高須先生も形成外科学会で質疑されにこられたりしましたが、最近ではなくなっています。美容クリニック側と形成外科学会は物別れにおわりました。ということで、形成外科学会は新たに美容外科学会を立ち上げました。美容外科学会以外名前を変えようがないので、同じ名前になり、ちょっと格式高めるために頭に一般社団法人とつけました。

そして、それぞれの学会に専門医がいます。それぞれ、専門医になるための審査が異なっています。

では、どちらがいいのかという話になってきますが、

形成外科主体の美容外科学会(JSAPS)は国際美容外科学会(ISAPS)に認められた、日本で唯一の美容外科学会です。わたしは手術を受けるならJSAPSを選ぶという考えです。JSASの先生方のほとんどがギラギラしててちょっとムリです。

日本には利益重視で、美容とはまったく関係のない科から、転向してきてまだ未熟な技術のうちに、手術をさせられ、その結果、美しくなるどころか大きな醜形を残すという悲劇にあわれる方々がたくさんいらっしゃいます。これは、「美容外科 失敗」で検索したらたくさん出てきます。こういったことは世界でもおこっています。手術を考えている人たちの中にはお金持ちの人もいますが、手術を受けるお金を稼ぐために頑張って働いて、きれいになる!っていう人もいます。そうした思いで受けた手術で大きな被害にあうことは、是非とも避けてほしいし、避けさせてあげたい。

わたしはそう思ってます。このブログを書くことでなんとかお役に立てればいいのですが。

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